2×4工法は、北米では一般的な工法であり、日本で言えば 在来工法です。当然普及率は圧倒的に高くなっています。また2×4工法の共同住宅 も多く建てられています。
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北米(カナダ、アメリカ)の普及率[ザ・ツーバイフォーBOOKより]
2×4工法は、北米では一般的な工法であり、日本で言えば 在来工法です。当然普及率は圧倒的に高くなっています。また2×4工法の共同住宅 も多く建てられています。
2×4工法住宅は、日本全国で建築されていますが、特に北海道ではNo.1の 増加率となっています(※)。それだけ増加したのは2×4工法が北海道の気候風土に 適合し、性能の高さや優位性が認められた結果と言えます。
(※) 住宅金融公庫「個人住宅規模規格等報告書」より
2×4工法は、基本ルールに伴い建築されます。当然、積雪の多い 北海道については、建築地の積雪量を考慮し、構造計算を行い 設計・建築されています。ですから、積雪が多い地域での建築も問題はありません。
一概に耐久性を語ることはできませんが、北米では、100年を過ぎた住宅がメンテナンスされながら今でも一般的に使用されています。 また、北海道では明治時代に建築された札幌時計台や豊平館が2×4工法の原型であり、 幾度かの改修は行っているものの、100年を過ぎて、建物として機能している ことも参考になると思います。
特に2×4工法だから制約が多いということはありません。
2×4工法・在来工法に関わらず各工法には、建物の品質・性能を確保する 上で守らなければならない基準(法律的規制を含め)があります、 それらの基準を確保することは必要ですが、基準は全ての住宅に求められる ものであり、2×4工法だから特別に制約が多いということはありません。
確かに2×4工法は、工法の特徴の高気密住宅であることと、 床が面構造として、一体となっていることから、在来工法と比較すると 音が伝わりやすい性質があります。 しかし、現在では、伝わる音を低減するための様々な方法があり、 施工方法により、通常の音程度に低減することは可能です。
2×4工法は、国土交通省の定める技術基準に従い建築されることになっており、 使用材料や施工方法が詳しく規定されています。2×4協会では、協会本部や支部が 連携して協会会員を対象に技術講習や研修会を実施し、より正しい2×4工法の普及を 進めています。また、自主工事検査制度を設けて、品質管理を徹底しています。
2×4工法が生まれた北米では、2×4住宅のメンテナンスやリフォームが日常的に行なわれています。 これは資産価値を維持することと、ライフスタイルの変化に対応するためです。 日本でもこれまでに多くの2×4住宅が建築されており、その2×4住宅のリフォームも数多く行なわれています。
2×4住宅が他の工法と比べて、増改築やリフォームに制約が多いということはありません。 但し、2×4工法に関わらず全ての工法には基本的に守らなければならないルールがあり、 そのルールを基に住宅を建築しています。このルールは安全な住宅を建築するための基本となっていますので、 メンテナンスやリフォームを行なう場合には、この点についての確認が必要です。